院長竹内摂
2005年大阪歯科大学卒業。2009年に大阪歯科大学大学院歯学研究科を修了後は、大阪歯科大学歯科保存学講座助教、大阪歯科大学歯科保存学講座講師、大阪歯科大学附属病院保存修復科主任を歴任。2022年4月、バリアフリー設計のクリニックを開院。
歯科治療のバリアフリー化をめざして
岸和田市加守町に「竹内デンタルオフィス」を開院いたしました院長の竹内 摂(たけうち・おさむ)と申します。私は大阪歯科大学を卒業後、同大学において「保存修復学」という歯を保存する分野の臨床・研究に長年携わってきました。人生100年といわれる時代に「歯の健康」はますます重要な課題となっており、これまでの経験を生かすべく大きなやりがいを感じております。
近年、歯科技術は日進月歩の発展を遂げていますが、ある時、障害や病気、トラウマ、治療によって吐き気を感じやすいなど、「何らかの理由で歯科治療が難しい方たち」の存在に気づきました。そして、そのような方々の事情を理解し診察・治療できるクリニックがまだまだ少ないと痛感し、この度開院を決意いたしました。歯科麻酔を専門とする副院長とともに、「歯科治療を必要とする方すべてに適切な医療を」という診療コンセプトのもと日々研鑽しています。
「受診したいけれど、受診をためらっている」といった方も、まずは気楽にご連絡ください。院内環境を整えてお待ちしております。
副院長竹内薫子
2016年日本大学歯学部卒業後、奈良県立医科大学に口腔外科臨床研修医として入局。2017年大阪歯科大学歯科麻酔学講座医員に着任。2018年近畿大学病院麻酔科助教に就任。ALSプロバイダーの資格を持つ、歯科麻酔のスぺシャリスト。
スペシャルニーズ歯科・有病者歯科治療にも
経験を生かし尽力しています
副院長の竹内 薫子(たけうち・かおるこ)と申します。私は奈良県立医科大学や大阪歯科大学、近畿大学病院などで歯科麻酔を専門として、病気や障害がある方の全身管理をしながらの歯科治療に多く携わってきました。高血圧や糖尿病、脳血管疾患やその後遺症、出血を伴う処置に注意が必要な心疾患など有病の方は、患者さんの医科のかかりつけの先生と情報共有しながら治療を進めています。また。障害がある場合や受診が困難な方には、「静脈内鎮静法」や「笑気麻酔」を用いた歯科診療(スペシャルニーズ歯科)を中心に、精神的な負担を極力少なくした受診環境を整え治療を行っています。
私の出身地に近いこのエリアにも、「院長と私が思い描く治療を待っておられる患者さんが大勢いらっしゃるのではないか」と感じております。男女の歯科医師が在籍し、異なる専門分野で培った経験と実績を生かした診療が当院の特色で、一人でも多くの方に「来て良かった」と満足いただけることが何よりの喜びです。どうぞ安心して受診いただければと思います。
誰もが治療を諦めない
環境を提供
歯はお顔の印象を決める大切な要素です。誰もが美しく健康な口元を願える自由、治療を選択する自由を守るため尽力しています。
治療に恐怖感がある方をサポート
緊張されないようにお声かけし、不安感をすぐに声にしやすい環境づくりに努めています。お悩みにもきめ細かに対応しています。
スペシャルニーズ歯科も充実
障害がある、通院が困難という方のために個室を完備し、麻酔を併用した診療と麻酔の量を減らすトレーニングも行っています。
一般歯科の
診療環境にも配慮
治療の恐怖心や痛みを除くために、表面麻酔・笑気麻酔・静脈内鎮静法・全身麻酔の施術が可能です。救急対応にも備えています。
歯科麻酔は経験を積んだ副院長が施術
歯科麻酔のスペシャリストとして大学病院で診療の経験を積んだ副院長が、地域の皆さんに全身管理を行った診療を提供しています。
オンラインでの
事前相談にも対応
オンラインで、治療相談や院内の様子を事前に知ることができます。
歯科麻酔とはどんなもの?
歯科麻酔の特色は「痛みや不安がほぼなく、安全に配慮した歯科治療を受けられる」こと。心身に重い障害があるなどの理由で通常の歯科治療が困難な方や基礎疾患のある方に向け、また長時間の不動を強いられる苦痛をなくすため、歯科麻酔を活用した「精神鎮静法」を導入しています。歯科麻酔の専門家である副院長が全身管理を行い、適切な歯科治療を行います。
静脈内鎮静法とは?
麻酔薬を点滴で注入し、心身をリラックスした状態にして、歯科治療を行います。患者さんは「口を開けてください」などの指示や問いかけには反応しますが、鎮静から覚めた後は治療中のことをほとんど覚えていません。そのため、恐怖を感じることなく歯科治療を受けられると期待できます。
笑気麻酔(しょうきますい)とは?
痛みに弱い方、治療中に緊張してしまう方は意外と多いものです。不安感のために気分が悪くなったり血圧の上昇を招いたりするなど、治療に支障を来すと予測される場合は「笑気麻酔」という鼻から吸入する麻酔をお勧めしています。嘔吐反射を和らげ、痛みを感じにくい状態になります。吸入を止めると数分で笑気の作用がなくなり、施術後も歩いて帰宅できます。
歯科麻酔はどんな人が対象なの?
いわゆる「歯科恐怖症」の方や「嘔吐反射」の強い方、また知的障害やてんかん、自閉症スペクトラム障害、脳性麻痺といった障害のある方などに適しています。高血圧症などの基礎疾患がある方も、静脈内鎮静法によって血圧の急激な変動を防ぐことができ、安心して歯科治療を受けていただけます。さらに、インプラント手術や親知らずの抜歯などにも有用です。
歯科麻酔の治療をする上で重視することは?
患者さんから目を離さず、常にそばにいることを遵守しています。静脈内鎮静法や笑気麻酔を行う際は、血圧、心電図、動脈血酸素飽和度などの全身状態のモニタリングを行いながら、何か問題が起こった際はすぐに対応できる体制を整えています。お身体の状態によっては麻酔の適応にならないこともありますので、まずは担当医にご相談ください。
インプラント治療 27万5000円~
静脈内鎮静法 7万7000円
※静脈内鎮静法は一部保険診療の適用になることがあります。
竹内デンタルオフィス
南海本線・春木駅、和泉大宮駅より徒歩8分